農業を本気でやりたい 伊賀勇人さん

投稿者:admin 投稿日:  カテゴリー たまごの行き先

 おいしくてしかも綺麗なネギを作るため懸命に努力する青年。良芽農園(いがのうえん)の伊賀さん(27)は、私たちの地元大江町にて九条ネギを栽培する農家です。お話をお聞きする中で感じるその思いの強さに、私たちも応援したくなります。

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けいふんを利用して

 伊賀さんは私たちの大切なお客様ですが、「たまご」をお買い上げいただいているわけではありません。伊賀さんにご利用いただいているのは「けいふん」。鶏を飼育し、卵を生産する中での副産物と呼べるものですが、利用の仕方によってこれは大変意味のあるものになります。
 伊賀さんは、より肥えた土でよいネギを栽培するために、けいふんを肥料として利用されています。

 けいふんは、ネギを栽培する数カ月前に土に鋤き込むことで、力強い土を作り出します。私たちグリーンファームソーゴは卵の生産を営んでいますが、たまご以外に生み出されるものを捨てることなく利用していただけるのは、本当にありがたいことなのです。

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「農家を本気でやる」

 伊賀さんはこのホームページに記事を掲載させていただきたい、というお願いを快く引き受けてくださり、この取材が実現しました。まだ27歳と大変お若いのですが、ひとつひとつの受け答えに迷いが全くないこと、そしてこれから農業を本気でやっていくという信念を感じることなど、大変感服いたしました。何かに取り組むことに年齢は関係ないと思わされます。

 伊賀さんは数年間のサラリーマン生活を続けてこられましたが、今から2年ほど前、市場に流通するネギを見て、頑張れば自分も農家としてやっていけるかもしれない、と一念奮起。実家は兼業農家でしたが、伊賀さん自身が専門的にその経験があったわけではなく、今でも試行錯誤が続いていると聞きます。しかも、今現在は昼間農家として働き、夜はアルバイトを続けているのだとか。最後にはネギを専門的に生産し、完全に「自分の仕事」とする日を思い描きながら、今も努力されています。

 上手に栽培できなかったネギは病気になって出荷できなくなったり、もちろん天候・気象に左右されたりと、決して楽な仕事ではありません。近年、都会でサラリーマンをやめて田舎で農家をする、というケースが増えていますが、長い間生計を立てるのは至難の業で、やはり諦める人も少なくありません。また、家庭菜園程度にスローライフを楽しむ人は多いのですが、農業で生計をたてるとなるとやはり甘くはありません。

 それでも伊賀さんは、綺麗なネギができたときの喜びを感じながら、「農家を本気でやる」と心に決め、毎日頑張っているのです。

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若い力が食を支えてくれる

 農家として独立するということは、誰にも命令されず一見自由に思えますが、それはそのまますべての責任は自分にあるということです。けど、伊賀さんはそんな状況でさえ、とても楽しんでおられるようです。信念を持って、本気でよいものを作り、しっかり独立する。それは本当のプロだと言えるかもしれません。

 今年の夏には、さらに広大なネギ畑を手掛けるそうです。実際に拝見したところ・・・学校のグラウンドほどもある大きな土地。この土地を利用して、生産体制を整え、常に安定して出荷できるよう栽培を始めるそうです。

 農家の高齢化が進むなか、若い力は本当に貴重です。町の、さらには国の食を支えてくれる1人として、私たちも応援したいと思います。伊賀さん、ありがとうございました!

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